風の通る道 by mamaneko

人や音楽や本は、出合うべきときに出会うね。本当に不思議だけれど。風のように、波のように。風の通る道。そんな話を少しずつ。

『下村誠アンソロジー』外伝① 久恒啓一先生が書いてくれた書評の幸せ

 

多摩大学名誉教授の久恒啓一先生がブログに書評を書いてくれました/

 

「華やかなスポットライトを浴びる人ではなく、

そういう人を支えたり、周辺にいた人のことこそ残すべき。

その本、絶対につくったほうがいいよ!」

 

久恒先生とは、先生の本の編集を何冊か担当させていただいたご縁。

この言葉は、2年前、下村誠さんという人の本を作りたいと思っている、と、

当時、多摩大学の副学長だった久恒先生に話をしたときに、

言ってくれたものだ。

 

華やかなスポットを浴びる人の周辺にいる人物のことは、

誰かが記録に残さないと、消えていってしまう。

だから、「その本は絶対につくったほうがいい」と言ってくださったのだ。

 

本をつくっていて、うまくいかないことがあったり、

落ち込んだりすると、久恒先生のこの言葉を思い出した。

ずっと大きな支えだった。

 

下村さんの本が完成して、そのお礼も兼ねて献本させていただいたところ、

とても喜んでくださって、今回、ブログにも書いてくださった。

 

k-hisatune.hatenablog.com

 

久恒先生がブログに書いてくれた、この文章もうれしい。

時間もかかったし、大変なこともあったし、

反省点もたくさんあるのだけど、この本を作って良かった、

私がやろうとしたことは間違いじゃなかったんだと思えて、

ちょっと泣きそうになった(笑)。

 

「単なる追悼集のレベルを超えた作品になっている。

これはいわば、永遠に残る紙のお墓、紙碑である。

この本によって、下村誠は人々の記憶の中だけでなく、

音楽史の中で長く生き続けることだろう」

「歴史はやはり、人物史なのだ」

 

久恒先生、ありがとうございました。

 

★久恒先生の公式サイト「久恒啓一図解ウェブ」

https://www.hisatune.net/

久恒啓一プロフィール

https://www.hisatune.net/html/05-career/profile.htm