風の通る道 by mamaneko

人や音楽や本は、出合うべきときに出会うね。本当に不思議だけれど。風のように、波のように。風の通る道。そんな話を少しずつ。

シバさんこと三橋乙揶さんの個展へ

昨日は、シバさんこと三橋乙揶さんの個展

「それじゃ、また明日」に。(喫茶 馬天使 八王子市)

 

 

絵を拝見し、シバさんの独特な世界観にひたる。

じーっと見ていると、絵の印象が変わってくるのが

自分でも不思議な感じだった。

 

 

 

 

陶芸の作品、CDが並ぶ小さなテーブルに、

大きな片目の女性の絵が表紙のノート。

口紅をしているから、女性かなと思うけれど、

でも、性別はないのかも??

 

 

と、そこにシバさんがお店に入ってきた。

お会いするのは初めて。

ちょっと、打ち合わせもありつつ、

シバさんがしてくださる故・下村誠さんの話、

「ブルースって…」「ロックっていうのはさ…」などに

耳を傾ける。

音楽のジャンル分け、の話。

アメリカと日本の、ジャンルや音楽の歴史の違い。

とらえかたの大きな違い。音楽の精神性。

 

「下村さんの本は、若い子に読んでほしいね。

今、出すべき本だと思うよ」

 

下村誠さんの本をつくっていく過程で、

いろいろな人にお会いして、お話を聞くたびに、

小さな核でしかなかった、私の想いに、

ペタペタと、いろいろな人の想いがくっついて、

形づくられてきていることを、

最近、ものすごく感じている。

 

昨日も、そんな一日でした。

シバさんの絵を拝見して、

シバさんとお会いして、話ができて、

本当によかったなぁ。

いい日でした。

 

 

八王子の喫茶馬天使。

はじめて伺いましたが、小さな窓から

すずやかな風も入り込み、

とても落ち着くお店でした。

駅までの帰り道、浅川にかかる橋からの

眺めも、とてもよくて。

いつかまた、来てみたいな。